マジかよ…「暑さ寒さも彼岸まで」を信じて、さすがに今週末をやり過ごせばマシになるかと思ったら、10月でも最高気温30℃以上の真夏日があるかもしれないって…。
ここ何年かの異常な暑さにも程があるってなもんですが、
なんと30年前の1993年は、記録的な冷夏となっていました!
その結果、これまた記録的な不作により「国産米」が不足し、当時すでにスタートしていたゴー宣でも話題になるような状況に(ゴーマニズム宣言96章「わしは日本米の追っかけになる!」より)
さすがに主食が大幅に不足するような事態に遭遇すれば、後の政策や世論に大きな影響を与えていそうですが…
こちらの食料自給率の推移を見ると、この冷夏(平成5年)による一時的な落ち込みをものともせず、実に順調な下降を続けています(それにしても、おそらく円安のせいですが、令和になってからの生産額ベースの落ち込みちょっと怖い…)。
もう現在は、カロリーベースが「米騒動」の時と同じぐらい!
よく「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」と言いますが…
人口的に多数を占める40代以上は「経験」から学んでいませんし、全体でみても、もう30年前という十分に「歴史」と言える時期の状況にも学んでいませんね…。
これは、ただ無自覚で過ごしていると、何がおきようと「経験」からも「歴史」からも何も学べないという実態が、冷酷なまでに表れていると思います。
東日本大震災&原発事故での経験すら、大半の人はもうおそらく90%以上「忘れて」いるでしょうし「コロナ禍」で何が起きていたかも、ほどなく大半の人が(深い総括・検証もなきまま)忘れてしまうのでしょう。
あらゆる事が「タイ米騒動程度の記憶」になってしまうとしたら…もういよいよこの国はヤバい状態で、もし「あきまへん!」な展開になっても、ほとんどの人が気づかないほど、幸か不幸かわからないまでに堕落しているのかもしれません。